ナカジマ電器のゆかりんです(^-^)
お付き合いのある業者さんから、以前にアンテナの工事に行ってもらったお客さまの分電盤に異常があって、コンセントに電気が来ない所があるので、見てきて下さいと連絡がありました。
とりあえず、暮らせる状態だけど、洗濯機、洗面台、冷蔵庫、外灯、キッチンとリビングの1部のコンセントの電気が来ないと報告を受けました。
分電盤が焦げ臭くて、業者さんが見に行った時にはショートして火花が飛び散ったと。
これは早く見に行かなくては!
点検に伺うと、分電盤の中はごちゃごちゃ(^_^;)
分電盤の中を見回しているとメインブレーカーの横でショートした配線のお焦げが( °◊° )ショートした配線は既に裸線でした。
とばっちりを受けた電線の被服も少し溶けていました。
どのような状態か、どのように解決するかは、話だけでは判断出来ないので、そこそこの材料は積んで行っていたのですが、その材料では全てを解決できそうにありませんでした。
危険箇所を取り除き、工事の日まで安全に過ごしてもらえるようにしました。
分電盤や、配線器具といわれるコンセントやスイッチなどの対応年数は13年ほどとメーカーは言っています。
今回の分電盤は、おそらくその倍は使っていると思われます。メインブレーカーと呼ばれる大きいブレーカーだけは1度取り替えているようです。
今回の原因は、1部のブレーカーが故障し、電気を使いすぎているのに落ちなかったこと。
そしてもうひとつの原因は、過去に分電盤を交換した時に電線を延長するための作業にあったと思われます。
下の写真は焦げ臭くショートした配線を撤去したものです。
方向を変えて見てもやっぱりおかしい。
配線をつなぐ時は専用の材料を使い、専用の工具で圧着をしないといけません。専用の材料を使ってはいますが…
下の写真は、専用の材料を使い、専用の工具で圧着をしたものです。上の写真とは全然形が違いますよね。この配線の場合、「小」という字が刻印されます。
電線の本数や太さが変われば、材料の大きさも変わり、こちらは「中」と刻印されました。
新しい分電盤に交換することと、あちこちのよく使うコンセントが1つのブレーカーに入っていたのでそれをいくつかのブレーカーに振り分ける工事をすることで、お客さまに了解いただきました。
分電盤や、その他の材料をそろえ出直しました。まずは分電盤のすぐ上に点検口を作ります。
古い分電盤をはずすにもたくさんの配線が絡み合ったり、ソーラーのセンサー線も通過していたり(^_^;)
この際なので、あちこちに飛び出したブレーカーも新しい分電盤にまとめました。
停電工事なので、写真を撮っているヒマはなく(^_^;)
ブレーカーも振り分け、漏電点検をして、完成です(^-^)
お客さまも、これで安心やわ〜と喜んでもらえました(^-^)